新年デートはじめの話

新年早々、人生で1・2を争う最悪のデートに行って参りましたのでここに報告致します。
いや、総合得点ワースト１位かもしれない。

はて、

いつかの投稿に書いたティンダーっちゅう出会い系アプリでレズ漁りに励んでいるわたくしですが、ちょいちょいマッチ(お互いに写真を見てイイね！すること)するの。で、それでやりとりをした挙句に何度かリアルにお会いした方もいらっしゃるんだけど、今回もアプリ経由でのご対面でした。
Miss妖怪ウォッチ（他意は無い。）と呼ぶことにしましょう。

そもそも普段は24歳から30歳までの人しか当たらないような設定なんだけど、去年の暮れに泥酔した時に、年齢設定を24歳から45歳までって変えてみたわけ。

人間て年齢でどうこう決まるわけでもないし、もしかしたら年上の素敵なレディがいるんじゃないかと思ってさ。だってほら、元カノだって13個上だったし。

そしたらくるよくるよマッチ。目の焦点も合ってなかったから、写真もほぼ見ずに右スワイプ（イイねアピール）してたんだけど、30～40過ぎまで、これまで圏外だったエリアからバシバシ大漁の乱！ヨ！

そこで引っかかったのがMiss妖怪ウォッチ。

42っていうことだけど、第一印象は「17個上にしてはイケるかも！」でした。

写真上ではね。
見た目ね、

これ大事。

写真ではイケる（恋愛対象になる）と思ったんだ。。。。。

その勢い泥酔したのまま連絡を取ってみたら、わりとすぐハーイ('ω')ノって返ってきた。
この人暇なのかしらってくらい即返。
多分暇だったんだろうね。
この辺であやしいと気づくべきだった。

とりあえずボンジュ―！サバ―！して、
パリで何してるの？って聞かれて、学生もどきっす～って軽く返してたら、
その10倍くらいの勢いで、私はシリコンバレーで起業してコンサル系のなんちゃらかんちゃらラグジュアリーブランドかんちゃらファッションなんちゃらパリコレなんちゃら趣味はdjでなんちゃらかんちゃらプライベートパーティーでなんちゃらかんちゃらブロガーでかんちゃら
って返された。
ちょっと怖かった。



専攻は何？って聞かれたので興味あるのは哲学とフェミニズムででも専攻としてやってくのは政治っす～って返したら返事は一言。


cool subject





興味ないなら聞くな！！！！！






で、飽きたので放置プレーしておいたら、翌日の朝に「会わない？」ってきた。
こいつ、全然人のこと興味なさそうなくせに一体私に何を求めてるんだ？と内心思いながらも、二つ返事でオッケーしてみたよ。
だって私も暇だし、出会いには貪欲にってどっかのホモに言われたから。
もしかすると、もしかするじゃない？

で、イタリアを挟んだ1週間後、デートしてきました。
マレ地区（ゲイ地区）の洒落たバーで待ち合わせ。

ちょっとドキドキしながらバーを覗いたら、該当者がいなかったので、外で待ってみた。

ドキドキ。
ドキドキ。そら、緊張するよね。

2分くらいしたら、それらーーーーーしき女性登場。
うん？
あれ？



ごめん、
私トレンチコート着る人は基本恋愛対象として受け付けないんすわ。

特にトレンチコートで前のベルト閉めちゃう人。　残念。


さて、はぁ、と深いため息をつきつつも、実際会えばフィーリングが会うかもしれない！と
バーのドアを開けてご対面。
あれ？
ほっぺにチュッチュッとしてサバ―？ボンジュ―？をする（ふつうのあいさつ）
あれ？
あれ？
あれ？

写真の人？
あれ？
違くね？
あれ、いきなり10年くらいタイムスリップした？
2026年きちゃった？
ごめん、本人だよね？（口には出していない）
なんか面影はあるかも。
うん、えっと、
なんか薬物やり過ぎた？
いや、というより42歳にすら見えないよ？
うちの母（55歳）のが若く見えるぜ？
うん。



全くの別人っした。
あちゃー
別人っていうか、あれよ。
あちゃーあちゃー
写真が10年前ビフォーだったら現実は10年後アフターって感じで。
言っとくけど、50でも60でも過ぎても魅力的な人は内面からにじみ出るキラキラなオーラがあると思うんだが、そんなのすら皆無。
あちゃちゃー

懸念していた不安がすべて現実の妖怪ウォッチとして現れた！という方が正しいのか。
つまり全然どこをどうとってもなにも魅力的じゃなかったんだよね。
ブスとか美人とかそういうレベルでもなくてさ。
もう皆無。これはもはやみなさんの想像にお任せするしかない。



案の定、話も退屈だった。
自分の話しかしないし、声ちっちゃいし。
しかもなんかフランス語なまりきつすぎてよく分からないし。
（Miss妖怪ウォッチはLA在住の人で、なぜか英語をしゃべりたがる）
しかもさ、バーに居るのに飲まないし。
水？水なの？
水オーダーしましたよこの人。
てめえが誘っといてやる気なさすぎて笑える。
なんなの、だったらそもそも来るなよ。
そしてやっぱり自分の話しかしないし。
聞く私も悪いんだけど、そもそも妖怪ウォッチにプライベートなこと話したくなくってずっと質問ばっかしてみた、ら、永遠の自慢ばなし。。。
うお・・・・


妖怪ウォッチの話を聞きながら、私は一応考えてみた。
こいつとヤれるか？？？？
私はこいつと何かできるのか？？？？？



否。




明日は早いの？と聞かれたので、
うん、早起きしなくちゃならなくてさ8時から学校なんだよね（本当は10時スタート）と言えば
そう、あたしもすっごいやること溜まっててさ、忙しいの。と妖怪ウォッチ（お前の予定は聞いてない）

ワイン１杯。まさかの2時間で解散
むしろよく持ったわ120分も。

また飲もうと言われたけど、お前そもそも飲んでないし。
だれがお前と飲みに行くか。



2016年も人生ハードモード。




＊＊＊＊＊＊＊＊今回のレッスン＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
一。ネット上で相手を探す人にやっぱりろくな人は居ない （自戒を込めて）
一。ネットの写真は、その人の「写真上の」ベストショットいや修正後の姿である。
つまり現実とは異なる。
一。ネット上で自分の話しかしない人は、リアルでも自分の話しかしない。
一。そして、実際に対面する前に良く考えろ。。。。わたしは、2時間と4ユーロ（今回は払ってくれたのでタダ）を費やして本当にこの人と不毛な時間を過ごしたいのか・・・・と。