2015年12月17日木曜日

姪っ子の誕生に対するフェミニストの主観の話

今日はわたしが叔母さんになった日!
幸せ過ぎてニヤニヤが止まらないので日記を残しておくことにしよう!うしし。


思えば7年前の今頃、初めて兄のパートナーに会った。今頃っていうか、大晦日の日。わたしは受験を控えていたので、家族旅行には参加せず実家でひたすら勉強の日々。兄は部活が忙しいとかで、ヤツもキャンセル。

そしたらなんか、付き合いたての彼女連れてきたの、あいつ。信じられる?


空気を読めないのは私か、それとも兄か。

こっちは勉強するっつってんだろ!ラストスパートなんだよ!と思いつつも、溢れる妹ホスピタリティでメチャクチャ詰め詰めなキリタンポ鍋作った。
年末と言えば鍋でしょう?

その彼女と何話したか全く覚えてないんだけど、髪の毛がピンクで真っ白な獣のジャンパーに緑色のたっかーいハイヒール履いてきてたのは衝撃的だった。
こいつ、ただもんじゃねーな!と思った。


家族全員、高校のころから兄はゲイなんだと思っていたので、彼女を作ったことすら驚きというか、あれお兄ちゃんて女の子好きだったんだ〜とか呑気なこと言ってた気がする。彼女がいることが判明したのも、その1ヶ月前に兄の部屋を掃除していた母がディズニーのレシートを見つけたのがキッカケ。
ねぇ、大変!みて!お兄ちゃんてディズニーとか1人で行くと思う?って聞かれて、えー、男同士で行ったのかなー、やっぱゲイかなー、とかって盛り上がってた。
なんてゲイフレンドリーな我が家。ゲイフレンドリーてか、カミングアウトされたらなんて言おうかとか母と話し合ったこともあった気がする。
問い詰めたら女の子だと分かり、(私は)ガッカリ。


彼らはその後5年くらい交際してたらしい。たまのクリスマスに帰省すると、兄が彼女に渡すアクセサリーのカタログなんかを読んでたりして、あーまだ付き合ってるんだーって、その程度。キリタンポ鍋の冬以降あんまりその彼女と交流することもなかった。実は母とか祖母と3人でよくランチしたり、祖父母の家に兄と2人で遊びに行ってたらしいけど。あたし呼ばれもしなかったんすけど!
母も祖母も、なんというか、兄と付き合うてことは相当の変わり者だし忍耐力があるんだろうって、気に入ってたみたい。


私が働き始めた最初の冬、母経由で籍を入れて結婚すると聞いた。兄がまだ院生の時。

翌年、兄が働き始めた4月に2人一緒に大阪に引っ越して、新婚生活が始まった。


入籍してから1年後、東京で彼らの結婚式に出席した。個人的に結婚式に関しては複雑な思いがある、もちろん。わたしは婚姻制度には反対だけど、でも結局のところそれを選ぶひとがそれで満たされるなら別にいいやってスタンス。
それに、1番近い肉親の結婚式に参加して、どうイエ的なものが反映されてるんだろうかってのも知りたかった。
ヘテロセクシズムとカップル主義とイエとイエの統合的な要素はそれはそれは濃厚で、確かに疲れちゃったけどね。

余談だけど、新しく買った青いスーツとヒョウ柄のシューズでバッチリ決めて行ったら、その写真を見た今は亡き最愛の祖母が後日、あんたが1番カッコ良かったね、と言ってくれたの。結婚式と全然関係無いけど、泣きそうになるくらい嬉しかったなあ。
祖母は、78歳で別居したDV夫の祖父が出席したので、式を欠席せざるを得なかった。イエ的なイベントで優先されるのはいつだって男なんだ。祖母は、クソDVジジイと違ってどんな時もあたしたち兄妹に愛情注いでくれたのに。この件に関しては、少し兄を憎んでる。祖母はちょっと悲しそうだった。


そんな結婚式から2年経って、今日姪っ子が産まれた。まだ写真でしか会ったことが無いけれど、きっと目に入れても痛く無いくらい可愛いんだろうな。



今じゃすっかり両サイドから嫌われ者の上野千鶴子サンが、その昔ご著書の中で「子どもを産むことは差別の再生産に他ならないって」書いてたのをよく思い出す。彼女の議論も一理あると脳内の私は言う。けれど心の中の私は、なんて無慈悲で母親や妊婦を疎外化する議論なんだ、とも思う。

それでも姪が産まれる前から考えていたことがある。
それは、子どもを取り巻く環境因子を完全にコントロールすることは出来ないけれど、私がその環境因子の1つとして別の影響を与えることならできる、ということ。

今後私が彼女に買い与える、「女の子らしさ」を疑問に付すプレゼントや洋服の数々、そして大きくなったときに包み隠さず分かりやすく伝える世の中の不平等の話。そんなことを想像するだけでちょっと楽しくなっちゃう。ふふ。

世の中の大人が、彼女にリカちゃん人形を買い与えるのであれば、私はトミカのブルドーザーセットをプレゼントしよう。あるいは、総理大臣でフェミ二スト、ショートヘアに一重でパンツスタイルに胸の薄いカスタムメイドのリカちゃんを届けよう。
歩き始めた時は、真っ白なレースの付いた靴の横に、ベビーサイズのVANSのスリッポンを置いておこう。
幼稚園でシンデレラや白雪姫の絵本を読んだあとには、東京農大へ進学し青春を青首大根の栽培に注ぎ日本でオーガニック革命を起こすダイコちゃん(架空のキャラ)の手作り絵本を読み聞かせよう。
中学生になって、アイドルのPVを見て細い足に憧れるなら、ベスディトー率いるgossipsのライブ映像を見せよう。ボディイメージの話をしよう。

不登校になったら、別に学校に行かなくても良いからその代わり叔母さんと遊ぼうぜって、ソウルに食倒れツアーに連れて行きたい(平日ツアーのほうが安いし)。
高校生になって、なんでおばちゃん結婚しないの?って聞かれたら、聞かれなくても、天皇制とイエ制度にクィアと同性愛の話をして、そんでもってトゥーマッチプッシーを見せよう。




今、恋人もいないからこういうことを考えるのかもしれないけど、自分以上に愛せる存在として、子どもって絶対的な存在。
つまり、自分を犠牲にしても愛したいとか護りたいとおもう魂は、自分の1番身近にいる子どもな気がする。今は私自身が子どもを持つ予定も無いし、その確率は今後も格段に低いから、それは今後も兄の子どもであり続けると思うけれど。
親兄弟や友達への愛情とは違う、もっと永遠で一方的な愛情が今日芽生えた気がする。

彼女が出来ると、なんだか毎日ドキドキして嬉しくってジェットコースターの乗り始めって感覚があるんだけど。
今回姪っ子の誕生って、嬉しくってドキドキするんだけど、ジェットコースターっていうよりは突然現れた裏庭の梅の木のような、自分とは永遠に切り離せない喜びって感覚があるよ。


とにかくまあなんと言うか、嬉しいんです。

2015年12月16日水曜日

学生ビザとDELF B2の話 その2

前回の投稿の続き。

2ヶ月待ってやっときた移民局OFII&健康診断の召喚状。
しかし、それは既に代金も支払い済みのフランス語検定試験(delf)と同じ日&同じ時間だった…

フランス語検定試験は、半ばわたしの趣味みたいなものなんだけど、
a1
a2
b1
b2
c1
c2
のレベルがあって、c2はほぼネイティヴ。日本語検定試験の1級だっけ、漢字とか漢検並みでおっそろしくオタクな試験、それと同じ感じだと思う。
b2あれば学部編入可能。c1あれば修士入学可能なレベル(だと思う)が目安。
わたしは夏にb1に余裕で合格しとりました。
今回はb2を受けようと思って、召喚状が届く前に登録を済ませてました。


ほしたらまさかのバッティングよ。
神様って残酷。



召喚状が届いてから、なんとか日程変更をしようと思い、まずは移民局に1回目の電話。
あたし「あの、召喚日の日程変更をしたいのですが〜」
おばさん「その次の週に来たら良いわね、とりあえず〇〇のアドレスにメールしてね。ガチャン」

素直に一つ目のメールを送り、待つこと1週間。



返事来ず。


再度催促の2度目のメール
「先日メールをしたものですが…」


約1週間後にようやく返信が来た。

「そしたら、新しい召喚日送ります。以上」


オォ。
そしてその新しい日程ていうのはいつ頃手元に届きますか?と3回目のメールで即返。


返事なし。


返事は来ないし、しかも私が不法滞在になるリミットの週に召喚日が入ってるので、たまらず2回目の電話。

あたし「あのう、新しい召喚日っていつ頃送付頂けるんですか?」
おばさん「その時間に来れないなら、あなたの試験が終わった時間に来てみたら?」

適当。
私は知っている。
経験上知っている…
来てみたら?といいつつも、このおばさんが受付の有無を判断するわけでも無く、紙面上で時間外の受付をするなどの証明が無ければ、移民局内にすら入れないことを。

とりあえずメールで返してくれたら印刷して持ってけば良いしと思い、4度目のメール。

「17時以降に伺うことも可能とお電話で伺ったのですが念のため確認させてください」
今度は件名に<緊急>て入れてみた。
翌日返信あり、
「日程や時間の変更は受付ません」

え?

なんなん?

いままでの何?

この時点で既に召喚日&試験日の2日前。

よくよく考えた結果、「試験は水物よ!」と説得してんだか応援してくれんだかよく分からない母の一声により、250ユーロ近く払った試験をブッチすることにしました。
もともと来年の春にc1レベルを受ける予定だったし、それに確実に受かれば、b2に合格してるかどうかなんて関係無いよね、と自分にも言い聞かせて。

というわけで、召喚日に無事出頭し、半年たってようやく学生ビザが認証され、フランス国内で合法的に滞在できるようになりました。

ちゃんちゃん。
ああフランスで外国人でいるって大変。








2015年12月13日日曜日

学生ビザの話その1

さて、今日は学生ビザの話でもします。

フランスって、フランス人もみんな口を揃えて不満を垂れ流すくらいお役所仕事がトロいです。この人たちは仕事を効率にこなす気が無いんだろうなってくらいヤバイ。

日本の市役所って、入り口に警備員の人がまず立ってて、ご用件は〜?だなんて聞いてくれるよね。
そういう人が居なくても、どこに行けば何ができるのかっていうのがきちんと見えるところに分かるように表示されてて、利用者の利便性がトッププライオリティ。
市役所だけじゃじゃなくても、基本的に電話対応とか、メール対応とかもきちんとやってくれるし、割と融通を利かせてくれる。横の繋がりをあるし、自分の範疇でない案件は該当する担当者に回してくれる。

日本で利用者が神様なら、
フランスでは労働者が神様。

横の繋がりはゼロ。
自分の手に負えないことは、拒否。
融通は、効かせない。
質問には、適当に答える。
本当のところは知らない。
誰が知ってるかは知らない。
だって聞かないから。
あたしの知ったこっちゃ無い。
提出書類で欠けてるものは、基本的に本人には言わない。
聞かれたら、言う。
もう一度聞かれて、他に欠けてるものを答える。
3回目に聞かれて、全部教えてあげる。
ランチ休憩は基本2時間。
ランチの後は、仕事したく無い。
電話は取らない。機嫌悪い。
何が何でも定時上がり。
明日もまた仕事をしない様に仕事しよ。


てのがフランスね。

わたしの学生ビザの話の始まりは遡ること今年の夏。
昨年は、正直何年滞在するかも考えてなかったし、語学学校も決めずに渡仏したので、ビジタービザっていう1年限定のビザで来てました。ビジタービザは本当に取りやすくて、ペロペロっと書いた渡仏理由書だとかその他適当な書類を麻布にあるフランス大使館に提出して、1週間も経たずにビザのついたパスポートが帰ってきた。

今年は、来年の修士(かもわからないけど)の可能性もあるし、延長可能な学生ビザを申請することに。フランスではビザの変更は出来ない、みたいな話を聞いたのと、そもそも夏は日本に遊びに帰りたかったので日本で申請しました。
1年単位での語学学校の登録証明が必要だったので、なけなしのユーロをはたいて去年通っていた大学付属の語学学校の前後期の事前登録。

600ユーロなり。チーン。

日本に帰国後すぐに銀行の残高証明をゲット。英語翻訳されたものの提出が必要なんだけど、通常1週間かかりますっていわれたにも関わらず即日発行をごり押ししたらしてくれた。
あんね、日本は完全に言ったもん勝ち。

フランスの学生ビザ申請は、書類提出だけじゃなくてキャンパスフランスっていう(何のためにあるのかわからない)機関にによる面接がある。
長いから端折るけど、そんなこんなで面接及び必要書類の提出を終えて、帰国してから1ヶ月後には無事学生ビザ許可証をゲット!

しかーし!
学生ビザはつまりまだ取れてないんです。
フランス入国後3ヶ月以内に、移民局による認証印をもらわなければビザとしての機能は無くて、不法滞在になります。

入国後に、申請書とビザのコピー、そしてフランス入国日のスタンプのページをなコピーして移民局に郵送…待つこと2ヶ月。。。いや、いくら人数多いといえど2ヶ月は待ち過ぎじゃないのか。。。


しかしここで問題発生!
続く…

2015年12月12日土曜日

アマンダの話

昔話です。
このブログ、書かなくなると一気に更新が止まるので、今のうちに書いておこう作戦。
長くなりそうなので、暇なときに読んでね。




16歳で北米の小さな小さな大学に入学したとき、アマンダっていう友達ができた。
ミシガン出身の中国系アメリカ人。
野心的で、頭もよくて、常に目的地までの最短距離を計算しているような人だった。
医者を目指してるから、(アメリカでは医学部の代わりに医学大学院がある)トップの成績をキープするためには努力を惜しまず、そして課外活動にも積極的に取り組む言わば「優等生」だった。
彼女となぜ友達になったかは思い出せないんだけど、友達をやめた理由は思い出せる。

アマンダは、常に私の前に居なくては気が済まないタイプだった。
勉強にクラブ活動に、友達付き合い、そして恋愛に。
自分の立ち位置を、他の人のそれと常に比較していた。
教授とどれだけ仲良くできるか、 どれだけオシャレな人と友達か、カッコいい彼氏がいるか、クリスマスの予定がどれだけクールか、化学の実験がどれだけ成功したか。
つまり、周りから自分は一歩秀でていると感じることが彼女の幸せだった。
まるで、くるっと私のことを振り返って、「まだそこにいるの?くすっ」と意地悪く見つめるような。

そんなの気にしなければいいじゃんて話だけど、16の私は今よりもっとナイーブで、自分の価値がどんどん貶められる気がした。別に、彼女がわたしの基準のすべてではなかったのに。

自分が認められない価値観を蔑み、あざ笑う彼女に飽き飽きして、半年後の冬休みを境に、私は彼女や彼女の友達とつるむをやめた。


アマンダに夕食や週末の遊びに誘われても、ゴメン忙しいから、と断った。
1年生だった彼女は持ち前の「狡猾さ」を生かして、新年から上級生の寮の1人部屋に越していった。
だから、自然と距離もできて、そしてそのうち誘われなくなった。


大半の学生はキャンパス内の寮生だったから、日々の生活はもちろん食事や週末まで、自然と仲良しグループが出来ていた。小さな小さな大学だからもちろん全員顔見知りで、名前も知ってるけど、どうしてもその中にもグループが出来てしまう。
なんなんだろう、人間ってめんどくさい。いっぱい人がいるところで、何を基準に人を選ぶんだろう。


彼女と遊ばなくなった代わりに、私は誰も選ばなくなった。
他人に見下されるのも、評価されるのも、他人の他人に対する批評を聞くのも、もううんざりだったから。 友達グループだなんて、めんどくさいって思った。

誰かと誘いあって食堂に行くこともなく、誰かと図書館で一緒に勉強する約束もしなくなった。
自分の行きたい時にジムに行き、食べたい時に食べたいものを食べたい場所で食べ、会いたい人と会いたい時に会うようになった。彼氏も彼女もできなかったけど、そのとき初めて色んな人とのセックスの経験もした。他人に振り回されないかわりに、自分も他人を振り回したくないと思った。

若かったなあ、16歳。


その頃の私は、友達ってものがよく分からなくなってた。
友達と遊ぶ約束をして、結局ほぼ毎日顔を合わせていくと結局は精神的にしんどくなると思っていたから。


そんな時、姉妹みたくなった人たちがいた。

妹みたいなミャンマー人のウェイカインと、ウィスコンシン出身のブリトニー。ブリトニーは大麻を売りさばく目つきの怪しいパキスタン人の彼氏と付き合っていた。男の趣味とは裏腹に、ブリトニーは酒も麻薬もセックスも全部やらなかった。わたしはそんな彼女がめちゃくちゃカッコよく見えた。ウェイカインは、もはや家族だった。

彼女たちとは思い出した時に連絡を取るくらい、だけど、それぞれ人生を楽しんでいると思う。
ウェイカインは教師になったし、ブリトニーは研修医になってる。
アマンダは、 さあ、アマンダは今どうしてるかな。興味ないわ。



私にとって「比較されたくない・したくない」っていうのは、どういうことなんだろうかと最近よく考える。 

あれ、たしかきしくんてクラスメートは全員ライバルって言ってなかったけ?とユーラシアさんの声が遠くで聞こえますね。うーん、それは単に、そう思わなかったら自分が勉強しないから。テストのスコアとかはぶっちゃけどうでもいいんだけど、テストまでに自分がどう効率よく勉強できたかってのの方が大事なんだよなあ。
人間の行動を比較して楽しむ人たちは、その違いに主観的な優劣をつけるわけで、強いていうなれば目指すべき「高み」があるんだろうな、と思う。私は、その「高み」を勝手に決められたり、押し付けられたりするのが嫌なの。

つまりさ、すごいね/すごいでしょうっていう会話が成立するには、そこに共通の理解としての「すごいもの」があるわけだよね。私はあまのじゃくだから、その「すごいもの」がメインストリーム的であればあるほど拒否反応が出てくる。

プライドとかセルフエスチームの問題と取られるかもしれないけど、あいつはこうだから勝ってるとか負けてるとか、全てを競争に繋げようとする根性ほど醜いものはないなあと感じる。
競い合って勝つって、比較して優劣をつけるって、外見のルッキズムにも通じてるよね。

嫌にシステマチックな競争社会に生きてると、見た目とか年齢てものにも価値と優劣がつけられる。そんなもの、そもそもその人の行動でもなんでもないし、整形以外ではなにも変えられないのに。整った顔や細い身体に若い年齢っていうのが妙に賞賛される社会だからこそ、誰もかれもがおのずとそういう比較のスパイラルにはまったまま動かなくなってしまったんだろうな。

人が努力をして得た称号だとか成果に対しては「すごいね」では無く「おめでとう」だし、見た目・体型や年齢が比較対象としての評価では無く、なにがあろうと肯定されるものとして捉えることが必要と思う。
可愛いとか美人とか頭がいいとか、スペクトラム上でのポジティブな言葉の代わりに、こう自分も相手も肯定的かつ恒常的にエンパワメントできる言葉を使いたいよねっていう。
だんだんライオットガールズぽくなってきたぞ。

そんな感じ。




2015年12月10日木曜日

振られて2週間後のまとめと音楽の話

振られてからあっという間に2週間。
おかげさまで以後の立ち直りも早く、まったく無心でいられます。

振られてからの元カノちゃんとの関係が悪化したので一応メモ的に書いておこうかなと。
向こうの心変わりの早さは、すでに記述した通りですが、彼女の中での私の価値の急降下も半端なかった。価値というより、扱いに意図的な悪意がみえる。

人が変わったっていうのか、それとも素が出たというのか。
移民局関連で過去3日ほどちょっとした相談ごとをしていたら(とはいってもテキストメッセージで1日ちょこちょこやり取りするくらい、もちろん向こうも返してくれるし、どうだった?ともメールで聞いてくる)、今日はなぜか? 「過去3日間あなたに嫌がらせを受けてる、いい加減にしてよ」と言われた。
フランス語でいうと harcelé で、まあハラスメントを受けた、と訳すんでしょうか。

おい、お前なにを勘違いしてるんだ?
飼い犬に手を噛まれた気分ってこういうことを言うんでしょうね。
衝撃的すぎて一応謝ってしまった。
てか、私がメールするのがそんなに嫌だったの?そう言うあんたも破局後もよく分からんネタのユーチューブのリンク送ってくるよね?わたし真面目にリアクション取ってたよね?

私、この人のサンドバッグだなあと思った
別れてから何もうまく行ってなさそうなのは明らかで(月曜に学校で会った時、超イライラしてた)、その鬱憤を私にすべてぶつけてるのかしら。
この人ってちょっと意地悪だなあって思うのは付き合ってる時にも何度かあったし、この2週間しばらくずっとそう思ってた。だから急に突き落とされたわけでもないんだけども。それにしても見損なったわ。

あたしは、もうあんたが自由に当たり散らしても許してくれる相手じゃないのよ?
気づいて?
 
私は基本的に超ナイーブというか、人に言われたことを言葉通り受け取って、それで勝手に傷つくことも多々あるの。他の人責めるより自分を責めるの。それにしてもね、まあ堪忍袋の緒が切れたみたいです。
連絡してはいけないルールを自分で作っておきながら全く守ってなかったんですが、強制執行入ります。今後こちらも完全無視の徹底対応ですね。心を鬼にできるかしら。あたしみたいなタイプって、自分が被害者でも加害者に感情移入して許しちゃいがちなんだよなあ。ストックホルム症候群予備軍。

そんなのは仏の慈悲じゃない!自分の甘さよ!

というわけで、最近のプレイリスト公開。

①Lily AllenのSMILE
これは振られた後立ち直ってから聞くのにパーフェクト曲。
振られた後って波が激しいけど、立ち直るとその前より強くなれるよね、あんたが私に会いたくて泣いてるの見ると笑っちゃうw っていう楽しい曲。
元カノちゃんの場合、私とヨリ戻したくて泣いたりはしないだろうけど、人に当たり散らして性格の悪さを露わにして友達が1人もいなくなった時に泣くんだろうな。
日本語字幕ついてるよ。


②大工の大工タイム
自分で作っといてこんなの言うのもなんだけど、大工タイム聞くと本当に元気になれるわ・・・
女子の応援歌として作ったんだけど、いつのまにか自分も励まされてます。
こちとらガキのころからガラス。。粉々木端微塵マシン。。 
持つべきものは自分の強いハートだよねっていう結論。

③最後は、ビヨンセのFlawless
この曲は、途中にチママンダ・アディーチェのフェミニズムに関するスピーチが入ってるのがかっこいいんだよな。
女性だからっていう偏見にはうんざりよ、男性目線にさらされてんのよ、フェミニストは社会・政治・経済的な平等を信じる人のことっていうくだりね。
私のやる気スイッチは常にフェミニズムにあるので、たとえ女子に振られたとしても、闘わなくては!って気持ちになれるのw男に振られたらなおさらなれたと思うんだけど、残念w


 というわけで、おしまい。
移民局の話とフランス語検定試験の話を書かなくちゃいけないんだけど、それはまた今度。
おやすみ~

2015年12月8日火曜日

であいけいアプリの話

さて、少し間が空いてしまいました。
みんな元気だった?
このブログを開いても、私からの新しい投稿が無いのってちょっと寂しいよね(ね)
さて、この4日間案外忙しくしてました。というよりあえて予定をめっちゃ詰めてみました。

あと、最近であいけい?っていうのかそんなアプリも始めてみました。Tinder(ティンダ―)。
先週会った友達が、これは案外使えるし友達できるよ(ホントか~?)と言ってやけに勧められて。かなり眉唾だったけど、始めてみるとまあ悪くない!悪くないというか、ストレスがないw

難点は、facebookでログインしなくちゃいけないこと。私は1年ほどfacebookをdeactivateしてたので、3日くらい使うかどうか悩んだよね。
結果、フェイスブックのセキュリティを強化してパッと見すっからかんになるまで中身を抜いて、このアプリのためだけにアカウント再起動させました。なんて色恋ごとに甘い私。ホントはあんまり悩んでないw



機能はシンプルなのに面白い。
面白いというか、外見主義の愚の骨頂って感じw
「人間は外見8割」って、某先生も言ってましたもんねw
画面に表示されるのは、相手の写真と名前のみ。(全員フェイスブックとつながってるので、本名に近いのか?)で、 イケるなら右にスワイプ、無理なら左にスワイプ、めっちゃ好きなら上にスワイプ。
フェイスブックに学歴や職業を登録していたら、問答無用でそれが名前の下に出る。年齢も。
写真は複数枚登録可能で、instagramとかのリンクも貼り付け可能。
表示する相手の性別(はい、二つしかありません)と年齢範囲、そして距離範囲が選べて、それである程度絞り込まれるらしい。
自分が「イイね」した相手が自分写真を「イイね」すると、「マッチしました~」とやけにドキドキするお知らせが来てチャットが可能になる。マッチしたとしても、チャットするしないは自由だし、完全マチコな人もいるっぽい。

とりあえず出てくる人全員にハートを送ったらいいんじゃないの?って思うかもだけど、1日の好意の上限は限られてるの。残念。数打ちゃあたるだけど、それでも選ばされるわけ。

これまでにありがちだった、自分と距離の近い人を表示して気に入ったらメッセージをしてみるのって、しばらくやってると「いつも近くにいる人」 が固定化するよね。
ああいうのって「手短にやりたい」ゲイとかならいいかもだけど、ビアンとかで特に近くに居なくてもいいやって思ってるなら、距離別に出す必要はないと思ってた。日本にもビアン用にspindleっちゅうなんというか中途半端(距離&ツイッターの融合w)なアプリあったけど、あんなのも誰も顔出さないし出会いにもなんにもならん。顔も思想も知らない人が呟いてることって大体くそつまらないし。そもそもツイッターだけで恋できるならとっくに結婚してるわ。

(ちなみに私が元カノと知り合ったのはまた別の女子&女子系アプリ、そこのアカウントは削除済み)

というわけで張り切って週末、暇なときにちょこちょこスワイプしまくってみたよ。
だってお互いが好意を表さないといけないなら、好きリストためといたほうがイイじゃん。

ところがどっこい、意外にこれが難しい。
一回スワイプすると元には戻せないので、慎重になってしまう。
仕事でやってたらば、採点基準つくって捌いてくけど、出会いだし。総合的に判断wしたいけど、たやすくハート送って勘違いさせたくないし。(傲慢)
あんまり本気に現実的に考えるのもどうかと思ったけど、以下の条件を参考にしてみた。

1.学部生でないこと(22以上)
2.髪型
3.雰囲気
4.写真の写り映え

やっぱ2と4て一番大事よね。
人間見た目が8割だとしたら、そのうちの8割は髪型でなんとかなることだと思うの。
20云年生きてて、自分の髪型をコントロールできない人って傍から見ていてムカつく。
いい加減ベストなスタイルを見つけなさいよっておもう。

それにね、写真ってやっぱり自分で一番写りがいいと思うものを載せるわけじゃん。
お前のセールスポイントはそこなのかってくらいケバい化粧にカクテルドレス来てたりすると、一気に冷めるよね。私は、なんだけど。でも人となりは分かる気がする。
写真がすべてセルフィーって人もなんか嫌。これは説明できないけど、なんか嫌。。。
だってセルフィーって詐欺写だし。セルフィーで失敗はありえないし。
誰かが撮った写真に満足できないって、ちょっとプライド高そう。。。(経験に基づく)


そんな感じで3日間で10人程マッチしました。
でもなんかその人たちと喋りたいほど暇じゃないし、全員とデートしてらんないし、そもそも私が消極的なマチコだからまともに話が続いたのは1人くらい。
その人とは3時間くらい人生についてのお悩み相談をしあったけど(暇)、でも自分で選んでおきながらなんだけど、そこまで興味なかったw 友達ならいいんだけど、今更どう友達になればいいのかわからない(ヘタレ)


あれだわ。冒険は続くわ。
次は年齢の幅もう少し広げて見ようかな。
 













2015年12月4日金曜日

もう不倫でよくね?って話

やっほーみんな。
よくわからないけど読者のみんな、元気にしてますか?
昨日の夜で振られてから1週間でした。
お祝い?がてらこっちで一番長いフランス人の友達とマレ地区で飲んできました。
平日だから人が少なかったけど、 なんというか、酔っぱらってエイエイオー!ってなった。これ、大事ね。

いやー1週間長かった。
長かったし、感情のジェットコースターでずいぶんと体力も使いました。
体力は使うのに、日中不安になったりするとドキドキして身体もろくに休まらないんだよね。本当に体に悪い。


さて、この1週間の総括をして、そろそろ失恋についての日記を書くのをやめようと思います。
基本的にこのブログは個人的な恋愛話をゲロる場所にするつもりはなかったんだけど、ダメージが大きすぎて過去1週間私の行動や感情とブログとが結びついちゃってました。

あたしの「失恋してない時の」プライベートなんて誰も興味ないだろ・・・・
いやほら、私は基本的にSNSとかでカップルがオンライン交尾みたいなことをして見せてくるのがすっごい嫌で。結婚とか子供とか、オンライン交尾で外出ししてんじゃねえよっていう。 だから顔本とかも辞めたんだけど。そんなに親しくもないヤツが他人とセックスして作った子供の顔など見たくもないわ。
 それに、前回ブログやってた時に(当時18歳)ぜーんぜん知らない人経由で親の目に入り超絶嫌な思いしたからね。今後もいつバレるかたまったもんじゃないわ。タイトルの時点で終わってるけどw

さてこの1週間。振られてから2日くらいと、火曜日と、大きな沈みが2回程ありました。朝起きるのが精神的に辛かった・・・(今は単に肉体的にきつい。元通り)。食欲不振が続いて、元気もやる気も起きず。火曜までは、今にも彼女がメールしてくれるんじゃないかと思って携帯握りしめてたりもしたっけ。

ユーラシアさんと話していて、私も考えてみた振られた後のメンタルステップ。

破局

呆然(急すぎて現実味が無い、別れ話している最中はだいたいココ)

絶望(サヨナラしたあとに、一気に現実味を帯びる)

虚無(もはや絶望の下)

怒り(無からはなぜか怒りが生まれる)

開き直り(次がいるぜー!ってテンションがあがってくる)

ネタ化(別れたことを人に打ち明けまくって笑い話にしようとする)

希望(あれ、もしかしたら帰ってくるんじゃないか?)

連絡(無残にも再度告白して散る)

絶望(ここの絶望は長い)

第二の開き直り(落ち着いてる)

ポジティブ(今ここ。次を探し始める)


この、希望と連絡ってステップで再度絶望に陥るから、本当に振られたら絶対に連絡したらダメだと思う・・・・せめて1週間くらいは距離を置かないと。
私の場合、絶望とか虚無からすぐに這い上がれたのは話を聞いてくれた友達とか、このブログのおかげ(キモイ)だと思う。私にとって人に話したり文字に起こしたりっていうのは、ある意味自己防衛のひとつだったんだろうなあ。辛いことを受け止めるのが嫌だから、なるべく早く自分の外に持っていってしまうことで痛みを緩和させてたんだと思う。



考察①
振った側って、ケンカ別れでもしない限りその時点で冷めてんだと思う。
話したいことがあるって言われて別れ話されたってことは、向こうはそれなりの期間すでに破局を考えてたって事じゃん。私も人を振りまくってたから分かるけど、気持ちはもはやそこにはなくて、他のことしか考えないようにしてるワケ。だって振る側も辛いし。
だから、未練がましい連絡だとか遊ぶ約束だとかされるのって正直めんどくさいんじゃない?
再度、もしできたら元に戻ろよなんてのはもっての他。振った側が、振られた側に「元に戻ろう」っていってオーケーするわけないじゃん。
 完全なる反省会。私のね。
振られてからちょっと上記のメンタルになってたし。
マジで連絡を取り続けていいことないと思う。
向こうから連絡がくるならともかく。それでも最低限の返事で、自分が次の人を見つけるくらいまでは連絡禁止。


考察②
悲しみから長期的に脱する方法について、私は新しい恋をしろって言われたけど、それだけじゃない思うんだよね。
洋服が破れたからって新しいのを買うんじゃなくて、洋服を着なくても自分は自由なんだってことに気づかなくちゃいけないと思うの。たとえ話ね。
自分のハートに穴があいたからって新しい詰め物を探そうとするんじゃなく、その穴を自分自身で埋めなくちゃいけないってことよ、当たり前だけど。
私は髪の毛もうこれ以上切れないんだけど、髪の毛切ったり、洋服買いまくったり、ちょっと高い買い物してみたり。映画みたり、新しい音楽アルバムダウンロードしたり、新しいインスピレーションとかで自分をハッピーにするのが一番効くんじゃないかなって思う。


結び
それでもね、パリ在住おぱぴ20代の一番輝く年。
恋人関係じゃなくてもテニスはしたらいいと思います。むしろしたいっす。
誰かの1番好きな人 にはなりたくないし、誰かを1番好きにはなりたくない。でも、たまにテニスはしたい。毎回毎回見知らぬ相手とお手合わせするのも疲れるから、相手は決まったメンバーで固定化させてさ。
で、思ったわけ。

もう不倫でよくね?って。

自分に対して絶対に本気にならない人。自分よりも優先することがある人。子供がいれば直良し。
毎晩毎晩恋人にメールするとか予定をわざわざ合わせるとか、ぶっちゃけ疲れるし。1番じゃないなら気長に予定が合う時に試合したらいいじゃん。

(ご察しの通り、完全に吹っ切れました)


さあて、2016年も地道に頑張ってみます。
で、気が向いたらまた私の恋愛話投稿します。
恋多き女ですからね、24時間365日ずーっと性とトキメキに触れてたい人だからね。

さてごきげんよう、今日もよい一日を。

写真はマレ地区(ゲイタウン)にあるデパートのライトアップ


2015年12月2日水曜日

永久保存版!振られたらすること!の話

振られたらすること!

1.連絡を絶つ!連絡しない!
2.辛い時は人に打ち明ける!
3.思い出さない!
4.ヨリは一生戻らないことを受け入れる!
5.とことん悲しむ!
6.友達と遊ぶ!
7.洋服を買う!
8.自分を磨く!
9.自分で自分を幸せにする!
10.また恋をする!テニスしにいく!

以上!

ため息百連発の話

昨日が元気のピークだったんだろうか・・・
完全に頭打ちになり本日休戦。今夜はベンチ。
本当は今日からニートになる友達に向けた投稿にしようと思ってたんだ。すまん。
ぐずぐずなのですが、続けます。
でも明日は期末テストなので今日はショートバージョン。

昨日の夜、ブログ更新後に元カノちゃんから電話が来てて、折り返して20分くらいだらだら他愛もない話をしました。自分でもビックリするくらい何のダメージもなくて、やっと乗り越えられたな!って自尊心もぐんぐん急上昇。
ただ最後に、(土曜に遊ぼうって別れた後約束していたので)土曜日まだ行ける?って聞いたらば、うーん無理かもーといわれてしまった。勉強忙しいからその次の週まで集中するねって。
いやいや、そーゆーのは聞かれる前に私に言えよ。

ま、それはいいとして。

今日も変わらず学校に行き、そういえば来週フランス語の認定試験ジャン!ということを思い出した私。レベル的に合格圏内ではあるんだけど、ほんとにほぼノー勉なので、思い切って元カノちゃんにメールしてみた。

で、なんか友達じゃーんと思ってたもんだからすっかり気を許していらん聞き方をしてしまった。




ら、逆ギレされた。
私自身何の悪気もなかったので、素直に謝罪して誤解は解けたけど、なんだかちょっとそれがショックで。おそらくどっちもどっちで、どっちが正しいかなんて無いんだけど。
向こうにとっては私は「元カノ」で、私にとっては向こうは「友達になりかけの人」、その辺がすれ違ったのかな。でも、何か言うたびに突っつかれるのも嫌だし、そもそも遊びに誘ったりしてるのを「未練が残ってる」だなんて思われるのも癪なので、
ごめんけどちょっと距離置くね宣言を私が発動しました。
最初からこうするべきだったのかもしれないですが。

つまりあれだ、
ちょっとお互いに距離感が近かったり遠かったり、遠いのに近かったり、なかなか合意に至らないのでタイムアウト。

せんぱーい、別れてからすぐ後でも友達になれるもんなんですか?
やっぱり無理なんですか?
時間がたたないと友達にはなれないんですか?
いつまで待てばいいんですか?



いい友達になれると思ったのにな。ため息百連発。
さ、テスト勉強。
気持ちが沈んでると、音楽も何も聞く気になれん。
どろん。


2015年12月1日火曜日

勝手に幸せになってよって話

さて5日目!
こんな私の失恋日記をみんな面白がって読んでくれるのが嬉しいから、もうしばらく続けてみます。だってまだ1週間経ってないもんね。それに、今後また気分が落ちる可能性もあるので、その時の自分が見直して立ち直れるように保険の元気貯金。もはや思考回路が女子高生。

土日全く元カノちゃんと連絡も取らない、ここ1年で始めての事態を乗り切りました。常に連絡取り合ってるとやっぱりなんだかんだ依存するからね、禁煙みたいなね。そんなあたしは禁煙してたのを元カノちゃんの影響でまた喫煙再開したんだけど。たまにそういう些細なことを思い出して、悲しいよりもムカつくようになってきた。
さて本日は月曜日。
今朝は辛かった〜。いやマジで朝は辛いね。辛い気持ちしかないまま起きるから食欲も出ないし、歩くだけで涙出そうになる。出ないけど。だって、あんたのために流す涙はもう無いの。聞こえてる?

フランスでは、友達同士の挨拶代わりにはça va?(元気?)って言うんだけど、今日は聞いて来た友達の半分にça va pas! Elle m'a quittée ! (元気じゃねえ!振られた!)て返してみた。
なんかね、もはやこの振られた事実をできるだけ多くの人に言いふらすことで自分の中から「振られた事実」っていうネガティヴイメージを消してしまいたいと思ってきたよ。
だって、話す人がみんな元気づけてくれるからマジでどんどん気分アガるよね。
みんな飲みに行こう!って言ってくれる。(行ったからには絶対連れ出してやる。。)半ばネタにして笑えるのって、立ち直ってきてる証拠だと思わない?

んで、同じクラスの超イケてるおホモと話してたら「そんなんみんな経験することなのよ?」ってすごい当たり前のこと言われた。当たり前過ぎて笑ってしまった。ほんとまじ、それ。
みんな告白して振られてんじゃん!
みんなセックスした後に君とは付き合えないよって言われてんじゃん!
みんな離婚してんじゃん!
みんなケツ野郎に寝盗られたりされてんじゃん!
でもってみんな、あなたのせいじゃない、あたしのせいなのってよく訳の分からない理由つけて振られてんじゃん!
バッカみたい!

そいえばね、先日友達から「振られたってことは次は上物が来るよ!」て言われて密かに喜んでます。待ってても向こうから寄ってきてくれるらしい。
それって、両腕タトゥーだらけで顔面すっぴん綺麗め(私基準⚠︎私は世の中でいうB専)、髪の毛長くてスケボーとかうまくて社交的だけどツンデレで、週末は映画を見に行ったりロッククライミングしに行ったりして、独立系書店で日中働いててでも作家志望で、フランス語の発音がセクシーでできれば英語も片言話せて声低めなフェム度高くて私と同じくらいの背の高さかちょい低めで、私と靴と服のサイズがほぼ同じで、ベッドではそれなりにアグレッシブで家にはダブルベッドあって観賞植物のコレクションが趣味で、喫煙は週末の夜って決めてんのって前髪をかけあげる感じの戦闘系フェミな人てことだよね!?
まじ期待振り切る。

でもこの「上物が迎えに来る発言」で、ユーラシアに「格差とか階級とか見た目とか、フェミの君が1番言ってはいけないことを言ったらダメじゃないすか!」て怒られたけど、うー、確かにそうだな……
いいもん。じゃあ上物じゃなくてタイプどストライクって言うもん。次はタイプどストライクが待ってても迎えに来てくれるんだって。でもアレよね。そのためにはタイプどストライクの来そうなところで罠張って待ってないとダメなパターン。うん。

宿題が多すぎたりそもそも家でじっとしてなさ過ぎて(いいこと)、失恋を癒す映画特集ってのが全く進んでないんだが、今日またピンとくる音楽見つけたので載せときます。KPOPとかガチで思い出すから避けてたんだけど、2NE1のHAPPYて曲、いつも聞いてたのに今日歌詞を見たら私のための曲だった!


↑こっちの動画は韓国語ver. 日本語でも一生懸命歌ってるんだけどなんとなく意味がよく分からないので…… 

それにしても歌詞が秀逸。(韓国語歌詞の日本語訳の方が悲しみがつまってて泣ける)
まずね、最初の部分。 あなたを見送ってから毎日 1人過ごした時間に 執着して 今は虚しくてってなんだか、一昨日くらいまでの私。感情移入できるとかじゃなくて、これあたし。

でもって………私という女の中で 愛の中で 幸せじゃないって言うあなたの言葉 WAIT まともに食らって POW 傷ついた私の心 OUCHってどんな名言ですかこれ!
私たる地球の生誕以後最高で最上の女の愛の中でお前ごときが幸せじゃないとか言ってんじゃねーよ!POW!

うん。結局は すべての記憶を背にして幸せに 私を忘れて生きていってねってことなんだよね。分かる。なんか歌詞を読んでたら色んなこと思い出して、というよりも考えて。終わったことは本当に終わったことなんだよな~って。
もう今後はあんた1人で勝手に色んな人とセックスしまくって幸せになってよって。あたしはあんたの先の先の先を走り去るわ、って思った。

ま、私はあなたなしでもI'M HAPPYなんだけどね!
☆おしまい☆

【HAPPY 2NE1】

가끔은 내 생각할까
たまには私を思い出すのかな

아님 너무 희미해
じゃなきゃ曖昧で

그 의미조차 어색해
その意味さえも気まずくて

널 보낸 후로 매일매일
あなたを見送ってから毎日

홀로 지난 시간에
一人過ごした時間に

집착해 이제 초라해
執着して 今は虚しくて

혹시 부담이 됐다면
ホントは負担で

내가 짐이 됐다면
私が重荷だったんなら

진작 떠나야 했어 미안해
もっと早く離れるべきだった ごめんね

나 땜에 힘들었는지
私のせいで辛かったなら

많이 불편했는지
いっぱい迷惑かけてたなら

바보처럼 눈치도 못 챈 채
馬鹿みたいに 気付きもしないまま

OH NO I DIDN’T CRY CRY CRY

어차피 누굴 원망해봤자
どうせ誰かを恨んだって

달라질 건 없어 다 끝이니까
変わる事なんてない 全て終わったんだから

널 위한 슬픈 BYE BYE BYE
あなたの為の悲しい BYE BYE BYE

내가 없어야 행복하니까
私がいない方が幸せだから

*サビ*

OOH OOH

너 없이
あなたなしで

I’M NOT HAPPY BUT I HOPE YOU’RE HAPPY

멀리서 난 널 지켜볼게
遠くであなたを見守ってるから

너 없이
あなたなしで

I’M NOT HAPPY BUT I HOPE YOU’RE HAPPY


모든 기억들은 뒤로한 채
すべての記憶を背にして

행복하게 날 잊고 살아줘
幸せに 私を忘れて生きていってね

I Wish you’re H A P P Y

I thought we had it together but well….

난 노력했어 in everyway
私は努力したよ in everyway

指折り数えてあなたを待って
=徹夜

私という女の中で 愛の中で

행복하지 않단 너의 말 WAIT
幸せじゃないって言うあなたの言葉 WAIT

제대로 먹었어 POW 너무 아파 내 맘 OUCH
まともに食らって POW 傷ついた私の心 OUCH

Thought you was happy but you turned me out

Cool한 척 하느라 참은 눈물이
Coolなふりして我慢した涙が 

널 향한 내 진실된 맘
あなたへの私の本当の気持ち

아쉽기라도 했다면
惜しいと思ってるなら

미련이 남았다면
未練が残ってるなら

이렇게 차갑진 못할 텐데
こんなに冷たく出来ないはずなのに

사랑하기는 했는지
愛してくれてたの?

다 거짓이었는지
全部嘘だったの?

바보처럼 눈치도 못 챈 채
馬鹿みたいに 気づきもしないまま

OH NO I DIDN’T CRY CRY CRY

어차피 누굴 원망해봤자
どうせ誰かを恨んだって

달라질 건 없어 다 끝이니까
変わる事なんてない 全て終わったんだから

널 위한 슬픈 BYE BYE BYE
あなたの為の悲しい BYE BYE BYE

내가 없어야 행복하니까
私がいない方が幸せだから

*サビ*

너라도 행복해야 HAPPY ENDING
あなただけでも幸せに HAPPY ENDING

나 비꼬는 거 아냐 다 진심인 거 알아줘
嫌味で言ってるんじゃなくて 全部本心だって分かって

너라도 행복해야 HAPPY ENDING
あなただけでも幸せに HAPPY ENDING

나 비꼬는 거 아냐 다 진심인 거 알아줘
嫌味で言ってるんじゃなくて 全部本心だって分かって

*サビ*

2015年11月30日月曜日

なんともない日曜の話

完全復活の予感しかしない。
わたしのポジティブエナジーを、そんな女子1人に奪われて堪るかっつーの!
というわけで普通の日記更新です。

昨夜実はベボちゃんに、3日くらいしょげてて…って言ったら、「3日!?たかが3日でそんな大げさなこと言ってるの?その明るさはちょっと不謹慎だから、どうせならもっともっと悲しみに浸って苦しみなさい」て言われました。ありゃま。
いや、でも3日でも食欲不振に落ちるの辛かったんですって!ストレス性胃腸炎と頭痛を併発するのも、肉体疲労激しくて酒も思うように飲めないしすぐ酔っ払ったし切ないんですぅ。

頭痛も胃腸炎もすっかりどっか行きました。
でもここんとこあんまり栄養とってなかったから擬似ダイエットっぽくて、ここで普段通り食べたらリバウンドするんじゃないかと思って引き続きエセ食欲不振継続中。はらへった。

この際最近会えてなかった人全員に会ってやろう!と思い、いろんな人にメールしまくったらなかなかのヒットあり。年末を口実に忙しくアルコールに浸れそうです。嗚呼嬉しや。持つべきものは携帯と連絡帳ってか。フェイスブックを辞めてからというもの、人と連絡を取り合って約束してから近況報告をするというとっても普通のことがとても楽しいです。辞めてから1年くらいになるのかな、誰の近況も知らないってなんだか浦島太郎みたいだけど、大事ね。

さて本日は通常営業の仕事をしたあと、軽くご飯を食べてから母と海街ダイアリーを見にリベンジしてきました。今回もまたキャンセルされるんじゃないかドキドキしてたけど、無事上映。
いやあ、良かったわあ。ストーリーもセリフも全部既に知ってたけど、なんというか日本の四季に触れるとちょいノスタルジックな気持ちになりますね。ああ懐かしいなって、そんだけだけど。
風吹ジュン演じる食堂のおばちゃんが亡くなるシーン(単に葬式のシーン)では横で母が鼻水すすってた。ばあちゃんが死んでから1年以上経つけど、思い出すたびに都合よくアレルギーが発症して目に涙を貯める母。

私は天ぷら蕎麦とか、アジフライとか、シーフードカレーとか、そんなん食べたくなりましたよ。シラス丼はそこまでだけど、夏に帰国を目指すべく張り切って体重絞っとこう。


あと、あれね、今回のエースの綾瀬はるか。

わたしもすずちゃんになって綾瀬はるかに「マリはここにいていいんだよっ」て抱きしめられたい!頭撫でられたい!綾瀬はるかの胸で号泣してみたい!ご飯かきこまないのって叱られたい…
見てるだけでいろんな妄想膨らんでワクワクしてしまった。綾瀬はるかと同じ職場だったら、とか、姉妹だったら、ってので今週の白昼夢が満席になっちゃいそう。ふふふふふ。

すごく好きなんだけど、個人的にはあの4人の中では綾瀬はるかと夏帆の演技の下手さが目立ったなあと思いました。長澤まさみって、役が当たってたのか、今回は特に下手とは思わなかったなあ。すずは、なんというか、育ちすぎたベイビーみたいな。他の同級生に比べて発育良すぎるだろう、頑張ってたけどね。

是枝氏の映画は、今回のは特に大衆的過ぎてあんまりコメントすることもないんだけど、奥行きを出すカットと枠のあるシーンが多いなあと思いました。奥行きっていうのはつまり、手前に物体が置いてあって役者が奥で演技してる感じ。でも、漫画が原作ってこともあってセリフの数が不自然に多くて、表情で演技するとかってのがあんまりなかったのは残念。「誰も知らない」は、そういうサイレントな部分が評価されてたんだと思うんだけどな。
ザジャパニーズ感丸出しでカンヌに出品するなんで単なる話題作りにしか見えないわ。金と広告代理店の思惑に目を眩ませるなよ、おっさん。

母は、夏帆を見て「なんで秋がこんなところに」とコメントしていました。


確かに似ている。
なんつーか、2人ともちょっと猿っぽい(いい意味でね!良い意味ってのがなんか分からないけど)ところがあるのかな。顔も小さいし。今度から誰かに紹介するときは「女優に例えると夏帆にすっごく似てます!」て言ってみよう。

さあ、明日からまた1週間。
無駄なこと考えずに頑張ろう。なんだか楽しくなってきたわ。









2015年11月29日日曜日

失恋4日目ですでに振り切れてる話

それでは続けます。読めよ!
というより、もはやこの日記は今後失恋を乗り越えなくてはならないあなたたち全員に捧げます。あたし、そんなハードな失恋なんてしないしなんて思ってるあんた!あたしだって4日前までは同じこと思ってたんだからね!
その傲慢さが失恋を導くんです。
いいよ、振られたらここに戻っといで。
でもってあたしの書いた失恋日記を読んで、自分1人じゃないんだって思ったらいいさ。振られた人にしては優等生並みの成績でその後立ち直ってるからあたし。見習え。


今日はすっきりとは起きられなかったけど、別に死にたい思いもせずにのろのろと昼前に起きました。いいぞ!自分!だんだん良くなってきていることは確かだ!なーんて思いつつ。そもそもハッピーなあたしが、そんなに長いこと落ち込んでられるかっつーの!

昨日とは違って、なんだかただの具合悪い人みたい。相変わらず朝ごはん兼昼ご飯にはパン一切れしか食べらんなかったけど、それも前進しとる!吐き気もせずご飯を食べたいと思ったなんて、ほんと人類の第一歩だぜ。

昼過ぎには待ちに待った散髪へ。
失恋といえば、散髪でしょうが。
このステップは、なるべく早いうちに済ませておくことをお勧めします。髪の毛切るって、だいぶリフレッシュするわよ。
美容師さんがなんだか優しくって、カットされてる間好きな音楽の話やらなんやらずーっとだべっちゃいました。
でも最後にフランス人の彼氏とか居るんですか?って聞かれたから、韓国人の彼女に振られまして〜って答えたら、ガチで完全に聞かなかったことにされた。レズネタあるある。美容師さんにレズネタ無視されるの、まじあるある。パリでもそうだとは思ってなかったけど。ちなみに美容師さんは和歌山出身の元ヤンキーっした。
(フランス人に髪の毛切ってもらってろくなことがなかったので日系のサロンに行き始めた)


くっそ!


午後はそれからポールダンスやってるあいつとラインしたりしなかったり、頭痛があんまり止まらないのでロキソニン投入しつつヨガしたり。(驚くべきことにヨガしたらぴったり止まった)
とにかくなんかパタパタして忙しく忙しく自分を保ってました。これ大事ね〜。

夜は日系企業のサンオツたちが飲みに来るってんで、なぜかわたしと同じクラスの日本人の女性(わたしよりも年上の30代二人組)も呼びつけ、宴会。
私はもともと友達と飲む予定があったので、最初の60分のみ参加。

友達呼びつけてサンオツたちと残してでてくって相当ひどく聞こえるけど、彼女たちがそれで構わないって言ってくれたんだからね!

夜はベボちゃんといつものレズバーでしっぽり飲みました。ベボちゃんには事前に振られた旨を伝えておいたので、もはやあたしの愚痴やら要望やらを伝える会になってしまったのだが。
無責任にもベボちゃんに、わたしの次の彼女を見つけるように努力して!なんてジャイアンぶりを発揮してもうた。いやあ、所構わず人に何かを押し付けるの、めっちゃ得意っす。
久々に音楽が鳴ってるところで楽しく飲んで(今までは元カノちゃんが人混み嫌いでなかなかそういうところに行けなかった)、踊って、あーでもないこーでもないいいながら飲んで、楽しかったあ!ベボちゃんとの対話言語がほぼフランス語になってきたのもなんだか嬉しかったなあ。1年ちょい前の日本ではもっぱら英語しか喋ってなかったからね。素直に嬉しい進化です。

ベボちゃんにも、次はフランス人の彼女見つけなさいよって言われた。
日本と違って出会いの場なんで戦場のダンスフロアしかない国ですからね。
いや、アプリやらなんやらもあるけど、元カノが居そうだし、それにそういうのって気持ちのハードル低いからすぐに浮気されそうで怖くて使えない!

いやあでも良い日でした。
失恋のその後を感じさせない日。
こうして乗り越えていくんだなあ。
ベボちゃんには3日しか経ってないのにギャーギャー言うなって超もっともなことを言われましたが。
ほんと、3日だからね。
3日にしてはかなりの奮闘ぶりと思うよ。

<余談・失恋したらあなたにお勧めの音楽>

ビヨンセ全般は基礎として進めるけれど、椎名林檎はこういう時にメキメキ台頭してします。今日は依存症って曲を聴いて、(わたしにとっての)平原綾香並みのエフェクトありました。平原綾香は、大学4回生の時の2ヶ月に及ぶ軽い鬱状態をほんの5分で治してくださった恩人。


最近毎晩失恋に効きそうな映画を見ているので、もう3日くらいして5本くらい貯まったら一気に公開しますんこ。


だいぶ立ち直りました、ありがとう。









2015年11月28日土曜日

破局後3日目の話

さあて、今日も飽きずに書きますよ!破局3日目っす。今日もサーフィンしましたよ、メンタルサーフィン。つらっ。

昨晩は、床に入れど全然眠れなくてラインで友達に連絡しまくり。
ユーラシアさんという友達とカカオで話したあと、まだ気持ちが落ち着かなかったのでその時に感じたことを全てぶわぁっと元カノちゃんに一気にメールしてみた。
そしたら夜中の2時にも関わらず電話かかってきて、私がまたものすごい惨めな再告白みたいなことしたり懺悔したり1時間くらい話して泣いた。
 
向こうは単に私に飽きただけらしかった。しゃーないね、そういうの。
それにしても夜中は危険である.
夜中になると気分の高まりと沈みの幅が広がる広がる。

電話切って、さあ寝ようと思ったけど心臓の鼓動がなかなか落ち着かず、ライン漫画で漫画読みまくって明け方に寝ました。不健康…。最近はライン漫画のそふとそぼってのにハマってるよ。反戦のメッセージが強いほのぼの系の祖父祖母漫画で、癒されるう。



今朝は11時ぐらいに目が覚め、猛烈な倦怠感とあと何というか、もう自分は生きてる価値が無いんじゃ無いか感に襲われる。朝起きて悲しいって、ほんとまじ辛いんだ。しんどくてしんどくて、頭も痛くて悲しくて吐き気もして消えてしまいたい気持ち。

母親が心配して作ってくれる昼ごはんすらも、喉を通らず。というより味がしなくなるんだよね、こういう時。せっかく鯛のお刺身捌いてくれたのに、ごめんなさい。胸が詰まってご飯食べられないです。

昼間はサロンドゥバンっちゅう、Salon du Vinて書くんだけど、フランスの中小ワイン農家が集まって試飲会と販売会をするイベントに行きました。頭がガンガンして、ご飯食べてないからすぐ酔いが回ったけど、でも2時間と少し気分が紛れたかな!

夕方帰宅してから、日本のマブダチ2人とスゲー久々にFaceTimeした。改めていうことでも無いけど、ほんと友達に恵まれとるわあたし。笑って泣いてでも笑って、こんなに腹抱えて笑ったの久しぶりだったなあ!あー楽しかった、本当に楽しかった!
出会ってからずっとそれぞれゴーインマイウェイしてるけど、こうして変わらずに笑いあえるダチがいるって幸運っす。本当にありがとう。ヤンゴヤンゴ。

夜は母が映画に誘ってくれたので、海街ダイアリー、見に行きました。今年の夏に日本で義姉と見たんだけどね、なんだか日本語聴いてるほうが安心するんだな。不思議よね。しばらく韓国語とかフランス語とかいいわ。いや、フランス語はやんなくちゃだね。
映画行ったはいいけど、まさかの機械故障で海街ダイアリー上映されず。


はぁ。でもね、なんだか少しずつ吹っ切れてきた。

今回のって、例えるなら受験に落ちたみたいなもんなんだと思う。
一生懸命受験勉強して、一発合格狙ってたのに儚く散った、みたいな。しかも滑り止めも受けてないから、これから浪人決定っていう感じ。
自分が受かると思ってたもんだから割と甘く見ていたら、人生そう簡単には行かなかったってか。自分の力を信じきってたから尚更、砕かれたプライドの欠片が大きいんだよね。

でもやっぱり辛いわ。ぐすん。







2015年11月27日金曜日

失恋その後の話

はい、失恋その後の話を書きます。
もはやこうして赤裸々に書いてってみんなに読んでもらうことが1番のカウンセリングっす。うす。
みんな…って…だれ…

はて、昨晩は眠れぬ夜を過ごし、今日は宿題未提出の上にまったく集中できないまま定期テスト。なんて弱いんだわたし。こんな豆腐メンタルをパリで発動しちゃう25歳、こんなに可愛いげのある乙女なのにどうして振られるのでしょうか。
試験をクラスの誰よりも早く終わらせ、脱出。そう、元カノちゃん(涙)と会う約束してたんです。もともと昨日の前から会う予定だったし、わたしも顔見てからじゃないと納得出来ないしってことで。

授業終わったよ〜と電話かけて声を聞いたとたん、涙がポロポロ。学校近くの公園で待ち合わせて、まぁるい影が歩いてくるのを見たとたんまた涙がポロポロ。2人でサンドイッチを買って、公園で食べながら色々話しました。わたし食欲全くなくてほぼ残したんだけど、元カノちゃんはペロリと食べてらした。振り切れてるなあ…さすがだ…

話した結果、今後も友達でいてくれるしまた映画行ったりレストラン行ったりクリスマスに遊んだりしようねということで落ち着きました。
貰ってた合鍵返した方がいい?パンツとかパジャマとか持って帰った方がいい?って聞いたら、ううん、また泊まりに来て欲しいし持ってて!って。なんか嬉しいんだけど、そこまで振り切れてるのかと悲しくなったり。

ランチの後はわたしの授業時間まで一緒にお買い物して過ごしました。いや、本当に超久しぶりに待ち合わせて会ってお買い物してってしたんだよね。ここ数ヶ月、仕事に勉強に疲れてて全然そういう恋人らしく構ってこなかったからなあ、きっとそのバチが当たったんだね。


さて、なぜ振られたのかをまた検証してみたんですが、やっぱりわたしが何かをしたせいだとはまったく思えないんだよね…
実は先週くらいから、元カノちゃんの携帯のロック画面が写真認証になっててたんです。いままでお互いパスワードも知ってて(教えてもらったというよりは、毎回横で押してるから見て自然と覚える)勝手に音楽付けたりとかってしてたのに。なんで変えたの?って聞いたら、他の人に見られたくないしって。他の人って…あたしのことすか…って全然不信に思わずに聞き流してたんだよね。
いやぁ、今考えると完全に怪しいよなあ…

きょうユーラシアさんに、実はケツと前から関係を持っててセフレなんじゃないの?って言われたけど、なんかそれなら納得するわ…
きっとケツに、あたしとセックスしたいならそのチンケな日本人と別れな!とか、そのチンケな日本人と付き合ってるより断然あたしと遊ぶ方が楽しいだろう!とか言われて洗脳されたって線が劇濃厚。
ケツと再開してから様子変だったもん。妙にケンカ売ってくるというか、喧嘩腰でいままでの元カノちゃんとは違う感じがしてたなあ。

つまりあたしフランス人の声の低いケツ野郎に寝盗られたってことよね。
まじ考えるだけで眩暈がしてくるのでこの辺でギブ。人間、気づかない方が良いこともあるのね。今後も気づかない振りしていくことにします。。。









2015年11月26日木曜日

振られた話

振られました。
夜仕事終わったあとに電話かけてもなかなか出なくて、というより通話中で、またあいつと喋っとんのかいと思ったら1時間して電話かかってきた。

つまり要約すると振られたんだけど、その後15分くらい今年1番くらいに悲しくなってたので、今日の宿題は未提出のまま乗り切ることにしてここに今の気持ちを綴ります。

わたし自身、ここんとこずっとモヤモヤしてたし、振ったらどうなるかなー泣くかなーなんて1日に2、3回は考えてたくらいなので今からするとスッキリしたって感じ。後付けかもしれないけど、今はそう思ってる。

理由は、わたしがパーフェクト過ぎるのと今はお互いに忙しいし彼女自身人と付き合える状態にないかららしい。なんじゃそら。
あと、他にもなんか言われた気がするけど、よく覚えてない。
(わたしがパーフェクト過ぎるだなんてもはや付き合う前からわかってたことでしょうが。。。)
素直に受け入れたわけでもなく、なんだか悲しくなってわたしが悪いところは全て直すからって嘆いてみたけど、そういうのはやめてって言われて諦めた。これからも友達でいれるかな?って聞いたら、あなたがフランスで暮らしてく上でサポートしたり楽しいことや悲しいことは一緒に乗り切ろうねとよくわからないけど友達ではいてくれるみたい。

わたし自身これまで人を振り続けてきたから、そういうこと言われると、あーなんか別に誰かいるんだなってすぐ気づけるんだよね。わたし自身これまで人と別れてきたときは自分の方だけサバサバして、相手に泣きつかれると面倒臭いなって自分勝手ながら思ってきたし。

というわけでここからがわたしの予想。
彼女はケツと以前関係があった。
今回再開して、また燃え上がった。
ケツに、そんなチンケな日本人だなんて振っちゃいなさいよと言われた。
ここんとこずっとケツに相談し続けて、あたしに電話かける前も相談し、よし、今から振ってくるわ!と電話をかけてきた、と。

よく考えると全てケツのせいだわ。

以前までは、彼女と付き合ってるからこそフランスにいる意味があるし別れたら日本に帰るだろうなあとかってちょっと依存する感じで思ってたけど、今じゃそんなこと考えられない。それって成長したってことよね。今後もフランスでパリで暮らしていくし、新しい彼女作ったり別れたりして人生続けてくんだろうなあって思えるわ。確かに今までマメに連絡しあったり、デートしたりしてた相手がいなくなるのは寂しい気がするけど、まあそのうち慣れるでしょう!

今年はまだとりあえず誰とも付き合う気はないんだけど、来年になったら積極的に活動していく予定。次は完全なるフランス人がいいなあ。フランス人と付き合って田舎の実家の家族に紹介されたりされたい笑。最高にパーフェクトなモデルみたいな人と付き合いたいからダイエットもしよう。洋服も買いに行って髪の毛も切り揃えよう。アジア系縛りをそろそろやめて新たなところを攻めていきたいっす。

それにしても本当にここ何年もずーっと彼女いたからフリーに戻るのが新鮮。不安?もあるっちゃあるけど、実家暮らしだし親がいるからぶっちゃけ寂しさとかってないんだよね…
でもこんなに平気で大丈夫かな…
そのうちショックの波に襲われたりしないかな…

25歳冬!頑張ります!



















2015年11月24日火曜日

久しぶりに投稿する話

前回の投稿からかなり久しぶりになりました。毎週月曜日になると、あーブログ書かなきゃーと変な責任感に囚われるんだけど、ずっと無視してました。だって読者もいないのに義務感持って投稿することもないでしょうが!でもやると決めたのは決まったことなので、さて書きます。

①パリのテロの話
先々週の金曜日だったかにパリでだいぶ大きなテロがあり、その後変わらず妙な緊張感が流れてましたがようやく元に戻りつつあります。パリ自体、そこまで安全な都市ではないことを知っているからこそ、宗教や人種の多様な大都市の恐さを再認識したというか、我々自身が身の安全に敏感にならなくてはならないことへの強いリマインダーになりました。週末から今日にかけてベルギーでもドンパチやってるようで、実感わかないけどやっぱり怖いよねっていう話。

②ゾンビを観るのが苦痛になった話
当日の金曜日も、その前からしばらくアメリカのテレビドラマwalking dead にハマってずっと観てました。ストーリーとしては突然死者がゾンビになって増殖していくという完全なるアメコミです。ゾンビというよりも生き残った人々の人間模様にフォーカスが当たっていて、迫り来るゾンビをバッタバッタと脳天叩き潰して弾丸をお見舞いするのはもはやジョークの域。だったはずが、テロがあってからなんだか怖くなって見れなくなりました。それまですごいハマって夜な夜な観てたのに、テロの犠牲者の人が頭に鉄砲食らって首から上が吹っ飛ばされてたってのを聞いてから、ドラマが妙にリアリティを帯びてきて気持ち悪くなってしまったんです。今まで、戦争の被害とか事故現場の写真とか見聞きしたりしてもケローンとしてたのに、もし道端に吹っ飛ばされた頭が転がってたらって想像するだけでゾンビドラマのグロさすら受け付けなくなってしまった。なんだろう、自分の身に起こりうる現実だからかな。というわけでゾンビ、もう見れません。

③学校の話
話は変わって午後の格安語学学校の話を。一応12月で期末試験があって一区切りつくんだけど(とはいえみな月単位で、しかも始めた日からの月単位で学費を支払ってるので、試験期間中だろうが学費を払ってなければみんなサヨナラしていくと)担任のBMI18から衝撃の告白。今年の末で辞めるらしい。
実はここ最近で彼女が実は2人の子持ちだったり、子供の夫とは既に別れていて新しい彼氏がいるってことだったりが判明してたのです。プライベートなことを聞くと親近感が湧いてきて、あまり生活臭のしなかったBMIに情を抱き始めたところだったんだけど。
辞めるらしい。
先週までは題材が女性差別で、関連する記事やビデオや課題を大量に用意してくれてて、はっきり言って倍の学費を払ってる午前中の有名私立学校よりもコスパがいいわって大喜びしてました。毎日課題を用意してプリントも作ってって続けるのは先生自身にも相当な負担だと思うんだけど、やっぱり仕事量に対するお給料の割が合わなかったのかな。
後任はなぜか胸毛に決まっているらしくて、複雑な心境。わたしも9月から始めて学費は12月半ばまでしか支払ってないので、来年どうするかはまた考えることにしてもう辞めてしまおうかなと考えてます。
この1年ちょい、ずっとこうして語学学校に通ってきて気づいたのは、学校の方針も確かにあるとは思うんだけど、それよりも先生の相性やクオリティによって授業の良し悪しが変わるんですねってこと。情熱的に教えてくれる先生で、かつ政治的にリベラルだったりすると授業がより一層楽しくなる。胸毛も情熱的だし学ぶことは多いんだけど、BMIの授業が本当に楽しかったから、彼女の後に来られてもな…っていうのが正直な感想。女性の先生の方が、わたしにとって相性がいいんだと思う。

④恋人の友達の話
過去6年くらいほぼノンストップで誰かしらと付き合ってきていて、もはや彼女がいないってどういうことだっけっていうちょっと嫌味な人間です。で、いつも思うのは恋人の友達との付き合い方って難しいなあってこと。
元元カノの時はそうした問題はほぼ皆無だったけど、元カノAの時はAとAの元カノのが、わたしがAと付き合い始めた後も変わらずイチャイチャメールを送り合ってるのが気持ち悪くて、何度もキレた。Aは元カノに対して気持ちはないってのはわかってたけど、それでもベタベタするのって気分が悪いよね… 特にAの場合はわたしと付き合ってるってことを元カノに2年近く報告もしてなかったし、言いにくいことを言わずにそのままの関係でいようなんておこがましいんだよて思ってずっと不満に思ってたなあ。

今カノは、元カノとの間に何かあるわけではないんだけど、不気味なくらい仲の良い友達がいる。
わたしと付き合い始めた時その親友さんとは絶交してて、その親友がどれだけ嫌いか、あるいは親友とよく来ていた店には入りたくないだの、このエリアは親友のよくいるエリアだからもう帰りたいだの散々言い聞かされてきた。1ヶ月位前に、今カノはその親友さんと1年以上ぶりに突然仲直りして本当に突然また親友活動を再開した。わたしには勉強が忙しいからと言いつつ親友の家に遊びに行ったり、親友宅は全く遠くないのにお泊まりしまくったり、なんだかなんなの?
あたし、悪口ばっかり聞かされてたからすっかりその親友のこと嫌いになってたのに、なんなの、今度は仲良くしなくちゃいけないの?
あたしの人間が小さいのかしら、でも本当になんなの?ヤってんの?て感じ。
あんまりこんなのが続くもんだから、あたしその人のことすっかり嫌いになってたよって伝えたら、今度は自分の交友関係に口出すなとまで言われてしまった。

はあ、今カノのことはすごく好きなんだけどね。そいつのことは相変わらず嫌いです。モヤモヤモヤモヤ。

追記。こないだ彼女の携帯がブって鳴って、メールきてるよって渡そうと思ったら画面にそいつからのメッセージが表示されてて、あたしの彼女のことをma belleって呼んでたの!フランス語で私の可愛い人っていう意味。フランス人にしたら友達にも使うし普通なのかもしれないけど、ムッカーと来て。このケツが何言うとんじゃコラ。
まじ大和撫子舐めんな。
くそめ。いつか絶対シバく。

⑤最近観に行った映画の話
書こうと思ってたけど、痴話話が長くなったので今日はこれでおしまい。また書きます。

2015年11月3日火曜日

早い者勝ちの願書の話

これ、ブログじゃないよ。日記だからね。
日記だからほぼ 毎日更新してんの。


最近朝に運動する時間がなくてストレス発散の手段が無いので、(まだ月曜の夜なのに)ストレスゲージがどんどん溜まる一方。
疲れたわぁ!ってため息ばっかりついてたら、母に「刺し違える?」って言われた。
刺し違えねーよ。
なんだか元気になってきました。

月曜は普段10時から授業があるんだけど、今日は何を隠そう来セメに狙っている語学学校(パリ第3大学のDULFというプログラム)の申込書のための申込日。語学学校というよりも大学に付属している語学プログラムで、今通っているような私立の語学学校の半額の値段。アジア人ばっかのBM!18とか胸毛のいる学校よりも安いんです。
で、そこのプログラムは値段も安いのとかなりビシバシ鍛えてくれる(想像)らしく、人気が高いので申込書を受け取るための申し込みが行われます。間違ってないですよ。申込書(おそらくただの紙)を受け取るための申し込みがあるんですね。しかも早い者勝ち。どんだけ人気なんだか!

それが本日2日の朝10時開始でした。

9時半過ぎからパソコンを立ち上げ、秒針のある時計サイトを開き、自分の住所と電話番号をすぐに入力できるように「コピー」して、待機すること20分強。

ここまで気合い入れていたのは私だけだと思う。どうだろう。こんだけ負けず嫌いな人ってやっぱり多いかな。
10時になった瞬間に申し込みのページを開き、秒速の速さでダダダダダダダッ!と入力!
ピーチ航空のセールやテニスのフレンチオープン並み(前者は45分、後者は2時間)の混雑回線戦争を予想していた私は拍子抜け。 クリックしたらすっとページが開いた。インターネットってやっぱりキモチイイ。

10時2分に終わった。

で、夕方くらいに「明日本校まで申込書(=紙切れ)を取りに来なさい」てメールが届きました。
しかも明日の朝10時から昼12時という謎の急すぎる短すぎる時間帯。残念ながら明日も午前中は学校があるので、メールで送ってくださいね!と 返しておいた。
さあ、こんなに回りくどい申し込みをするなんて果たしてどんな紙切れなのか。
でもこの紙切れをもらうところまでは予定通り。実はここからが厳しい厳しい試練なのです。

紙切れをもらったら幾日かの準備期間を挟んで、出生証明書や大学の卒業証明書と成績証明書の法廷翻訳、志望理由書と履歴書を提出しなくてはなりません。
(この大学の証明書と出生証明のための戸籍謄本を求めて日本の人たちに非常に迷惑をかけました。ありがとうございました。。)
法廷翻訳はフランスの連邦当局指定の翻訳者さんに頼まなくてはならず、それには時間とお金(3枚頼んで2万弱)がびっくりするほどかかるし。たかが語学学校のくせに、願書出す側の負担がすごい。

で、その書類を提出したあとはまさかのレベル分け試験という名の入学試験(らしい)。
レベル分け試験という名目なのに、なぜか入学を断られる人がいるらしい。
レベル分け試験で落ちるとかワケわかめ。もはや先生と学校のお気に入り探し。人種と国籍も少なからず関わってると思うなあ・・・・
授業は1月末から始まるので、11月から2か月半の間、行けるか行けないかが分からないままこの学校に翻弄されそう。
もはやこの願書申し込み合戦で気負いすぎて疲れてしまった。はあ。


でも受かりますように。ここの学校はいれたら金銭的にだいぶ助かるなあ!





2015年11月2日月曜日

ハロゥィーン2015年の話

さて今年のハロゥィーン。

今年も何もしませんでした。
何もしなかったというより、何をする友達がいるわけでもないので。友達はいるけど、時間忘れて遊べるほど暇でもなく、元気でもなく。
パリも日本と同じで、繁華街的なところやメトロの中では被り物や仮装にホラーメイクした若者がいたりいなかったり… みんな元気。いいなあ。

日本に住んでた時も何もしなかったなあ、なんだか日本で仮装がどうのこーのてネット記事よく出るけど、そんなことしてるの一部の人だけでしょ。勝手にやらしたらいいじゃん、て思う。

今週末は毎週末と同じく、働いて、飯食って酒飲んでまた働いての繰り返しでした。



近所のオッサンが日曜の夜に握ってくれた寿司。仕事終わりに呼んでくれて、オッサンが付き合ってくれて日本酒2合くらい飲ませてもらった。ありがたい。最近酒飲んでないからすぐ酔ってしまうよ。

なんていうか、リア充な若い方々を見るたびにやや切なくなる、実家住まいのアルバイト25歳。
物質的な物差しで測ることにこれまでずっと反対してきたし、そういう価値観には相容れないけれど、それでも肩身が狭くなってしまう。周りの同級生はそれなりのキャリアを重ねてたり、弁護士になったり官僚になったり、アルバイターの肩身がとっても狭いよう!
結婚年収転勤昇進、どれも嫌いな熟語だよう!
なんでだろう、やっぱり幼少時代の刷り込みみたいなんがあるのかな。お金とか地位とか、そういうものに巻かれそうになる自分を引き止めるのに、最近わりと必死です。

facebookは見てるだけで辛くなるからやめてしまったし、インスタとかツイッターとか、fbよりは攻撃性の少ないメディアもたまに見ていてしんどくなるよね。なんてゆーか、見たくないのに裸の人の陰部を見せられてる気分。調子のいい時はそんなのも楽しかったりするんだけど、疲れてるときにそういうの見ると、余計に疲れて何も出来ないままフラフラになっちゃう感じ。
過去10年で、25〜26歳が1番しんどくなりそう。よく、30代が1番楽しいだなんで30過ぎた姐さん方が言うけどさ、それって仕事もあってある程度金も稼いでバカできる友達もいてセックスしまくれる恋人もいるかもしれなくてって、そういうことだよね。
わたしはこれからどんどんしんどくなる気しかしないよ…。

ここんとこ、ずっとこんな思考が渦巻いてるけど、そろそろ元に戻ってくれますように!
あしたから月曜日だし、12月26日の休日(学校も仕事もない日)に向けてコツコツやっていきますかね。

さて、おやすみなさい。




2015年10月31日土曜日

お墓で授業した話

さて、今日は学校のことについて書きます。

今週はフランスはToussaint というカトリックの祝日の連休(要するに公立や一般的な学校は秋休み)だったんだけど、午後に通ってるアジア人だらけでお値段も超リーズナブルな私立の語学学校では引き続き授業が行われてました。
この学校、夏休みも無しで夏中ぶっ通しで授業あったからね、アッパレです。
通常はBMI19くらいの、ガチ10頭身のマネキンみたいな(体型と、高額そうな細身の洋服を着こなしているという意味で)年齢不詳の女性の先生がクラス担任なんだけど、しょっちゅうバカンスに旅立ってしまうので、今週は別の若い男性の先生が代わりに来てくれてました。
この代わりの男子、ことあるごとに中国語話せますアピールしてくるのがちょっとウザめなのと、シャツの襟ぐりから見える胸毛がどーも苦手で水曜日だけは自主休講してしまった。熱心でいいとは思うんだけど、若干暑苦しい。

で、その胸毛男子が「金曜日はペアラシェズ(パリ市内の北東にあるだだっ広い墓地)に遠足しよう!」と言い出したので、昨日は墓地で授業受けてきました。
授業と言っても、前日に割り振られた偉人について、本人の墓石の前でプレゼンをするというもの。授業料が安い割には、こういう課外授業が頻繁にあるってのも気に入ってます。

パリにはフランス人だけでなく、各国の芸術家とか偉人が眠ってたりするので、市内の墓地には必ずといっていいほど歴史上の人物がいます。日本と違って墓石もなかなか個性的なものが多くて、ペアラシェズだけでなくモンパルナスとかパッシーの墓地とかもささやかな観光名所みたくなってるはずだけど、でも日本人はあんまり見ないなぁ。

日本で偉人のお墓前で勝手に授業のプレゼンどーのこーのしたら高い確率で追い出されそう。そもそも灰色の石に名前書いてあるだけだからつまんないよね… 最近はモダンなのも増えてきてるけど、それでもザ墓石てのには変わりないし。


私はお墓が割と好きなので、ペアラシェズももちろん来たことがあったし、夏に旅したウクライナの都市 リヴィウでもわざわざお墓を見にいきました。死者を弔う文化って宗教だけでなく、その国の文化の色が濃く出るから、見てて飽きないの。静かなのに騒がしいような独特な雰囲気も、妙に居心地が良い。


ウクライナのお墓。

通常授業が始まる時間15時30分に最寄駅の出口で待ち合わせ。わたしは直前まで仕事があったので10分遅れまーすてクラスの日本人女子にメール入れたら、先生は15分遅れるって〜と帰ってきた。
なぬ!
嫌な予感はしてたけど、案の定45分になっても55分になっても現われず。前日にみんなの携帯電話番号を聞いて、「何かあれば連絡するねー」なんてほざいてた割には頼りない。
結局、30分遅れの16時頃にみんなで痺れを切らして墓地の入り口まで行ってみたら、直前の授業の学生たちとともにノンビリ出てきましたから。30分て2時間授業の4分の1なんですけど。授業時間さえも目安になるフランス人の時間のルーズさ。そして今日も毛がこんにちはしとるよ。

この日は5人参加。
一応C1ていう1番上級のクラスなので、皆様フランス語の理解力はかなりお高め。私が最年少で、フランス滞在期間も最短。語学学校3校行ったけど、ここの生徒さんたちが1番熱心かもしれないな。実際こうして遠くまでわざわざ足伸ばして来るし。


さて、本題のお墓プレゼン修行、トップバッターはまさかのわたくしでした。


アルコール依存症でこの世を去り、ジョルジュ・サンドとの関係でも知られる、フランスの誇る不貞男 アルフレッド・ド・ミュセット。詩人です。
女たらしってところがちょっとムカつく、芸術至上主義で色恋の詩や舞台ばっか書いてたのもキショい。つまり、わたしの苦手な殿方のタイプ。
なのになんでこの人を選んだかというと、単にリストの中で知ってたのがこのおじさんだけだったから。というのも数日前にフランス文学専攻の彼女にミュセットの素晴らしさを力説されて、名前を覚えてたってだけです。でも実際は、彼女の好きな詩人ならプレゼン準備もちょっと手伝ってもらえるかなと思ったのもある…。全然そんなことなかったけれども。

この日は晴れた金曜日の午後。フランス人観光客もたくさん訪れてて、みんな著名人のお墓を探しにウロウロしている状態。すごーく嫌な予感がしたんだけど、案の定私がジャラジャラ(ペラペラではない)説明を始めると、迷惑なことに周りを歩いてる人も立ち止まって聞いてくれた… 恥ずかしかった…
そもそもウィキピさんから引っ張ってきたに等しい内容空っぽだから、むしろ申し訳ない気分。でも先生もいろいろとツッコミを入れてくれたり、当時の他の芸術家の話になったりならなかったりで、無事に20分くらいで終わりました。

そのあとは胸毛の方向音痴に惑わされながらも墓地をウロウロと、他の生徒の担当の偉人を探していく。

細い道や太い道が縦横無尽に走ってて、しかもすべての道に名前がついててとてもわかりにくい。


何百年前もある墓地だから、ところどころ墓石が崩れてたり、扉が開いてたりするのもアリ…
どうやらパリで最も呪われてる墓地らしいけど、そら蓋も扉も開いてたらみんなサクッと出てきちゃうわな。

 

紅葉も綺麗だけど、落ち葉を掃く習慣も人件費もないらしく足元がすっかり落ち葉だらけで危険。
日本は紅葉はさすがにまだまだでしょうかね。


写真は、火葬場。フランスは基本カトリックだから土葬です。フランス革命前後からは事故で顔面肉体グチャグチャな人以外にも無神論者とか共産党主義者とかそういうアウトローな人を焼くようになったらしい。この日は東南アジア系のお坊さんと家族が大集結してお葬式が執り行われてました。

他の生徒さんはドラクロワ(画家、乳だしてフランス国旗を振るコールドプレイのジャケ写でおなじみのあの絵画の作者)とかオスマン(パリの街づくりを指揮したおじさん)とかモディリアーニ(有名になる前に亡くなった画家)とか、オスカーワイルドとかをプレゼンしてました。オスカーワイルドはイギリスの上流階級出身の作家。結婚して子ども
もいたけど、イケメンお兄さんと恋に落ちてズルズルと関係を持ってたら勘当されて投獄された、悲劇の既婚ゲイ(嫌味です)。
なんでかわからないけど、ネイティヴアメリカンぽい妖精みたいな銅像がひっついてた。


胸毛が途中でずっと話に入ってくるし地図持ってんのに迷うから、5人だけなのにまさかの2時間かかりました…とほほ。帰りは警備員に追い出されながら終了。疲れたし寒かったけど、久しぶりに外をウロウロできて楽しかった〜。結局のところ、胸毛に感謝。

今回の訪問で有名どころの墓石の場所は抑えたから、次回日本から誰かしら来たら連れてこうかなと画策中です。偉人に興味なくとも墓石見るだけでも楽しいしね。

以上。












占いと、13年ぶりの大事な友達と再会した話

さて旅行から帰り(1週間も前にね)
ホモだちも無事に日本に帰国したのでこちらも通常営業に戻りました。

ここ一週間はなんだか気持ちが落ち着かなくて、イライラしっぱなし。
イライラというか、我慢メーターが常に振り切れてる感じ。
自分の不安定さに嫌気がさして、情けなくって泣きたくなるし、破壊衝動に駆られるし。
仕事中にもイライラして怒鳴り気味になったり、周りの人のわがままにもすぐ怒ってしまったり。
いつもの私はなかなか寛容なはず…なんだけど。
生理前でもないのにPMSみたいなこの症状、理由が分かりましたよ((・∀・)ニヤニヤ

教えてくれたのは、最近私が自分だけでなく周りの人もみんな片っ端から星座を調べて勝手に相性診断しちゃうくらいハマっている、イヴルルド遥華せんせいのハッピーフォーチュンセラピー
占いとか、完璧に信じちゃう私。
自分の情緒不安定さを大衆占い師の毎月の占いに診断してもらうレベルには、信じてる。
信じちゃうというか自分からわざわざ信じにいってしまう、新興宗教の最高のターゲット。
といいつつも、宗教に関しては今まで何も信じたことないからね、占いとか自分の利になることしか信じないのかも。
あるいは、自分が他の人の目にどう映ってるかっていうのを心の奥底では気にしてるから、客観的に何かを言われることが好きなのかもしれない、ね。

そして私はキャンドル星人でした。
うん、他に太陽とか大地とか海とかの自然界のメンバーのいる中で、謎に人工物の蝋燭星人。
キャンドルのように身を削って周りを照らしているんだって。
まじでこれ、あたしのスゴイ好きなやつ。
昔から人のために犠牲になるとか、我慢するとか、大好き。(なはずが今月はそれが無理だった)
ボランティア好きだし、お金をもらうってことがいまいちしっくりこない。
今もフリーでお金貰って働いてるけど、賃金交渉が非常に下手。。。
こちらこそありがとうございます!あ!今週の分は来週で全然大丈夫ですよ! たった20分のオーバーなのでその分のお金は結構です!(30分単位の仕事なのに)って、お金のやりとりがあるビジネスなのに遠慮してしまう。
貧乏人の性っていうか、いままで変に同一性の高いところで仲間とか友達とかと一緒に過ごしてきたから、ひとのお財布事情を妙に心配してしまうしつこい癖。
寒くなってくる=火を燃やすってことで、キャンドル星人は感情が不安定になるらしい。
たしかに10月に入ってからのパリは5度台が多くて真冬一歩手前の寒さだったから、妙に納得。
寒いし乾燥してるし、季節が変わるとどうしても心と身体がすれ違っちゃうよね。。。。と思う。
もっと自分の時間を大事にして!とも書いてあって、仕事&学校とに加えて友達の訪問とかで 、ゆっくりする休憩がほとんどなかったのを思い出した。週7のバイトと課題の多すぎる学校。脳労働とはいえ、メンタルも悲鳴を挙げてたみたい。10月で、1日中のんびりしてた日は、実はゼロだったし、時間を気にせず寝るってことすらもできてなかった。

占いって信じるも信じないもないし、特に何が変わるってわけでのないんだけど、こうして再度自分の「運勢」をみると、やっぱり意識しちゃうんだよね。。。


で、そんな衝突だらけの今週1週間で、唯一(でもないけど)楽しいニュースだったのが、13年ぶりの友達と再会したこと。もともとフェイスブックで3年くらいまえからつながっては居たんだけど、パリに来てからも少し忙しくて、それに彼女はリオンに引っ越してたからなかなか会う機会が無かったのよね。私がフェイスブックを退会wする前にメアドを送って、会おうよ!って言い捨てて去ってて、つい1ヶ月ほど前に彼女から連絡が来た。
それで、イヴルルドせんせいの10月の占いに載ってたキャンドル星人のラッキーデーだった28日に、サンミッシュで待ち合わせて会いに行ってきた。
サンミッシュ界隈のカフェなんて全然知らなかったけど、向こうがRERで来るってんで沿線を選んでみた。

相変わらず顔がちっさくて痩せ型の彼女は、別れた13歳のころから雰囲気も顔も変わってなくて、懐かしい私の大事な友達のままだった。
16時に待ち合わせて、23時過ぎまで7時間くらい英語&フランス語でノンストップで喋って飲んで食べて喋った。ちょっと控えめなところだとか家族想いなところ、あんまり冒険はしないけど意思は石の固さなところとかが、ほーんとに当時のママでビックリしたよ。
多分、向こうも私のことそう思ってただろうな。
私の押し付けがましさ(仲良しに対するジャイアン度合い)とかヘタレ具合とか、中学からほとんど変わってないし。

中学のころ2年間くらい、彼女が唯一の友達だった。わたしも、彼女の唯一の友達だった。
フランス人と日本人、ヒスパニックが中心のクラスで数少ない非スペイン語話者だったから、初日からすぐに打ち解けた。彼女が居たから英語もすぐに話せるようになったし、学校に行くのが楽しかった。彼女が凹なら私は凸ってくらい性格は正反対だったけど、なんでも秘密を うちあけられる相手で、放課後も週末も毎日電話してた。当時流行ってたネットゲームも二人でアカウント共有して遊んでたし、学校で毎日のように交換してたお手紙は、今でもちゃんと持ってる。目をつむれば彼女の家の間取りが頭に浮かぶくらい、お泊り会だってした。

水曜午後、カフェで座った途端に「煙草吸う?私は吸うの、ママには内緒ね!」って言ってきた彼女。
せっせとたばこを巻く姿を見ながら私もマルボロライトを咥えて、ああ私たちも大人になったなあと思ったわ。
リオンでの生活のこと、付き合って(た)る彼氏のこと、結婚とかPACSとかのこと(日本でよく話すような結婚の話題じゃなくてね)、母親の更年期のこと、父親の違う妹たちのこと。
そして中学校のころの思い出、好きだった男子のこと、嫌いだったチアリーダーのこと、懐かしい先生のこと、性格が良くてフレンドリーだけど2人とも敬遠してたプエルトリコ人たちのこと。フランスに戻った後のこと。高校で留年したこと、いじめられたこと、友達が少ないこと(これに関しては私も負けてないのでお互いにすごく共感できる)。
会えて本当に良かった。友達って、大事。友達を大事にすることは、もっと大事。


すごく楽しかったのに、帰り道に悲しいことが2つもあった。
 ひとつめは、その友達があまりに美しくなりすぎてたせいで、その整った顔を6時間も見つめてたもんだから、帰り道にふと窓に映ったちんちくりんのアジア人の顔を見たら、ひどく醤油臭く思えてならなかったこと。自分の中の偏見ってのは分かってる。
多分、平たい顔と立体的な顔ってののギャップが激し過ぎてびっくりしたんだと思う。目の大きさとか、自分のが以上に細く感じられて、細く感じるのは別に嫌でもないんだけど、「細く」感じたってことがショックだった。

ふたつめは、昔の懐かしい友達に会ったもんだから、今の懐かしい友達に会いたくなったこと。
あいつら、どうしてるかなあって。あの2人は、海星人と大地星人でキャンドル星人とは相性悪いはずなのに家族みたいで安心するんだよなあ。(海星人と大地星人は家族のように気が合うらしい、納得。)

うん、そんなかんじ。



2015年10月27日火曜日

バルセロナ二泊三日②

2日目は昼前に予約しておいたグエル邸へ。

予約しておいたのに特にチケット売り場が並んでるわけでも無く、入り口で並ばされた。こっちに手間をかけさせておいて、その分優遇してくれないとムカつく。というか、並びたくないのに並ばされたのが嫌。

グエル邸自体は素晴らしかった!
グエルさんっつう巨金持ちの一家のためにガウディがデザインした一軒家。カサミラやカサバトリョと比べると敷地面積は狭いんだけれど、階段や空間の演出が神がかってて、ガウディおじさんの計算力と空間把握能力に感嘆した。(これもいま書いてて改めてそう思った。不思議と、実際にグエル邸の中にいるときは、へ〜〜すげぇ〜〜広い〜ゴージャス〜〜て感想言うだけでお腹いっぱいになってた)


外のベランダから見る、窓。
厳ついけども、バルセロナの雰囲気は良く合うんだなこれが。



天井が高くて崇高。3フロアぶち抜き。
ぜんぜん関係ないし私見だけど、今日テレビでオリバーサックスっていう脳神経の権威のおじさんによる幻視や幻覚のプレゼンをやってて、ガウディはきっと幾何学的なものや生物的な幻視があったんだろうなぁと考えてしまった。
想像力と幻覚って全く違うもので、幻覚は精神異常とはあまり関係無いらしい。なのに、誤診も多いから、幻覚の自覚があっても言い出さない患者さんも多いんですって。

さて、グエル邸の後はお待ちかねLa paradeta でランチ。ここは去年きた元彼でスペイン留学してた人が勧めてくれた、観光客には優しく無いけど(スペイン語しか通じないから)安くて美味しい海鮮物が食べられるお店。

店に入るとまだにょろにょろ動いてる貝だとかピカピカ光るエビとかが市場みたく並んでて、それを指差してニンニク炒めにするかトマトソースて炒めるかとかを注文して食べられる仕組み。




こう見ると油っこそうだけど、オリーブオイルとニンニクでさっぱりしてて美味しんだな!!!

ホモだちの34歳の誕生日当日だったので奮発して昼間からビールも飲んでしまった。
美味しゅうございました。

13時開店で、並ぶかしらと思って10分前に着いたのに誰も居なかった。フランス人もそうだけどスペイン人も並ぶの嫌いそう……

午後はピカソ美術館へ。
ピカソって10代の頃は普通の絵を描いてたのね。16の時の大きめの作品の完成度の高さに驚いて、本当に16の時の作品がどうかわざわざ出生年確認しに入り口まですたこら戻ってしまった。14歳くらいから描いてた風景画とかも、天才的だった。年齢じゃないのね、見たものを表現する力ってまさに表現力なのね。

去年マドリッドに行った時にゲルニカも観て、規模には圧倒されたけど、一体何を描いてるのか意味がわからなくて。今回ピカソの初期の作品から順番に見ていくと、ああいう作風に至るまでの変化が実感できてほんの少しだけだけどゲルニカの凄さが分かった様な気がしないでもない。
ピカソ美術館もチケット事前購入してって、ここは列に並ばずに入れたので嬉しかった。私にとっての観光って、列に並ぶか並ばないかってのが評価に多く関わってるんだと思う…人間小さい…

ピカソ美術館の近くに手作りの洋服屋(おばさんが1人でミシン動かしてる様なやつ)があって、そこで生まれて初めてベビー服なるものを買ってしまった。

夜は自分で調べたles quinze nitsという有名なレストランへ。8時開店と思ってたら、ずっと開いてるらしく入り口に10組くらい列作ってた。ほぼ観光客だったけど、それにしても他にまだ空いてる店があるのに行列があるのは間違いないと思って20分ほど並んだ。

ここのオススメはイカスミのリゾットらしいけど、ホモだちのリクエストでミックスパエリアを。前菜に食べたサーモンカルパッチョとイカのフリットもなかなか美味しかったし、500mlのサングリアが5ユーロちょいっていうコスパに感激!



パエリアもなかなか濃くて美味。2人前から注文可だけど、それでも16ユーロくらい。パリの1人前の値段すね。パエリアってお粥とは違うから実はとても重い、炒飯とかよりも断然油っぽい。美味しいものって身体に悪いのね…

デザートにはプリン食べたかったけど、無かったのでクレームブリュレ的なやつ。

甘すぎて残した。

ご飯の後はまだ早かったけど、帰りのフライトが午前中で早いのでゲイバー巡りは諦めちゃいました。(ゲイでもないのに行くつもり満々だった)
ホモだちは某アプリで漁ってたみたいだけど、スペインでもやっぱりそういうところの会話のやり取りは「hola!」「hola!」「SEX?」「....」てすごく直球で潔くて……
自分のラージなバナナの写真を送りつけてきて、君の菊紋の写真を送ってくれ、そしてこっちにきてヤろう!って途中の段階を相当数飛びこえてるし。
ちなみにその殿方には、友達と来てるからゴメンねって返したところ、友達と来て友達を置いてくなんてトンデモない、どうぞ楽しんでって言われたそうな。
スッゲーまともで常識的なこと言ってるのに、なぜかバナナやら菊紋やらのやり取りした後にそんなこと言われたら、めっちゃイイ男じゃん!って逆に株が上がりますね。
ブログ投稿で毎回バナナの話してるわ、いけないいけない。

というわけでバルセロナでした。

帰りはCDGに12時着の便。
パリに戻るとやっぱりなんだか安心する。

おしまい。